玉陵(たまうどぅん)は沖縄県南部、那覇市にある琉球王家最大の別邸です。
この古き良き時代を今に伝える庭園は、琉球王家の息遣いを感じさせる場所です。
ここは、かつて国王一家が憩い、外国の使臣をもてなした歴史的な別邸。
石畳が続く門をくぐれば、池に映る空の移り変わりや四季折々の花々が迎えてくれます。
歴史に触れ、自然に癒される沖縄観光のハイライトを、ぜひ識名園で体験してください。
識名園の評価
※評価はOkinawa Bookmark管理者が沖縄の他の城や遺跡と比較しての主観です
識名園の基本情報
営業時間 | 4月1日~9月30日 午前9時~午後6時 10月1日~3月31日 午前9時~午後5時30分 |
定休日 | 毎週水曜日 |
入場料(個人) | 大人:400円 中学生以下:200円 ※保護者が同伴する小学校就学前は無料 |
入場料(団体・20人以上) | 大人:320円 中学生以下:150円 |
所要時間 | 約30~60分 |
駐車場 | 有り(有料) |
トイレ | 有り |
住所 | 沖縄県那覇市字真地421-7 |
識名園のチケットは現地で購入可能です。
チケットの詳細については以下公式サイトからご確認ください。
識名園の見どころ
心字池を中心とした庭園の風景
識名園に足を踏み入れると、目に飛び込んでくるのは「心字池」です。
池の周りを歩き、季節の移ろいと共に変わる風景を楽しむことができます。
琉球王家の別邸
かつて国王一家の保養や中国皇帝の使者・冊封使を迎えたこの地は、琉球王朝の歴史を今に伝える場所。
王家の別邸としての格式高い佇まいは、訪れる人々に厳かな時の流れを感じさせます。
日本庭園の様式・廻遊式庭園
日本庭園の中でも特に見事な「廻遊式庭園」は、識名園の造園美の中核。
歩きながら庭園の美を堪能できるよう、巧みに設計されています。
中国風の六角堂
池に浮かぶ小島には、中国風の六角堂があります。
遠く東アジアの影響を感じさせるこの建物は、園内の異国情緒を一層深める要素です。
世界遺産としての役割
識名園は、2000年12月に琉球王国のグスク及び関連遺産群の一つとして、世界遺産にも登録されて、その価値は世界的にも認められています。
琉球の歴史と自然の美を今に伝える貴重な存在として、多くの観光客に愛され続けています。
識名園の歴史
識名園は、1799年に造られました。
尚温王の冊封を祝って、中国の正使・副使を招いた場所です。
時はさかのぼり、1677年には首里の東に「東苑」が設けられました。
しかし、識名園の前身ともいえる「南苑」は、首里城の南に位置します。
識名園の設計は、廻遊式庭園の理念に則っています。
池を囲むように歩き、変わる景色を楽しむために造られました。
その中心には、「心」の字をくずした池の形の心字池があります。
庭園は四季折々の自然美に富んでおり、特に春の梅、夏の藤、秋の桔梗が有名です。
戦争で一度破壊されましたが、長い復元作業を経て、その美しさを取り戻しました。
2000年、識名園はユネスコ世界遺産に登録されました。
この地は、琉球王国の歴史だけでなく、沖縄の自然と文化の融合を象徴する場所となっています。
識名園は、その歴史だけでなく、訪れる人々にとって時間を超えた美しさを提供し続けています。
琉球王家の息吹を今に伝えるこの庭園で、沖縄の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
入場料
入場料(個人) | 大人:400円 中学生以下:200円 ※保護者が同伴する小学校就学前は無料 |
入場料(団体・20人以上) | 大人:320円 中学生以下:150円 |
識名園のチケットは現地で購入可能です。
チケットの詳細については以下公式サイトからご確認ください。
アクセス情報・駐車場
アクセス | 那覇空港から車で約20分 |
住所 | 沖縄県那覇市真地421-6 |
駐車場 | 有り(無料) |
トイレ | 有り |
識名園には、無料駐車場が完備されています。
駐車場については、以下のGoogleMapをご確認ください。
まとめ
識名園は、沖縄が誇る歴史的な風景の中で、特別な時間を過ごせる場所です。
この庭園は、心字池を中心に展開する廻遊式の造りが特徴で、冊封使を迎えた琉球王家の別邸としての風格を今に伝えています。
また、世界遺産としての役割を果たす識名園は、沖縄の歴史と文化を今後も伝え続ける重要な場所。
観光の予定を立てる際は、ぜひこの息をのむような美しさを自らの目で確かめに、識名園を訪れてみてください。
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