沖縄県那覇市にある、「天久宮(あめくぐう)」をご紹介します。
泊港からほど近い場所にある神社は、琉球王国時代に王府から特別な格付けを授かった「琉球八社」の一つ。歴史的な価値はもちろんですが、崖の地形を活かした全国的にも珍しい「三層構造」の建築様式にあります。
地上からは想像もつかないような、地下の洞窟へと続く神秘的な聖域。
そこには、古くからこの地を守り続けてきた龍神様や弁財天様が祀られ、今もなお濃密な霊気が漂っています。
本記事では、天久宮を初めて訪れる方のために、歴史や見どころ、ご利益、そして気になるアクセス・駐車場情報を解説します。
天久宮の評価

※評価はOkinawa Bookmark管理者が沖縄の他の城・城跡と比較しての主観です
天久宮の基本情報
| 受付時間 | 10:00~16:00 |
| 定休日 | 特になし |
| 入場料(個人) | 無料 |
| 所要時間 | 約20分 |
| 駐車場 | 有り(無料) |
| トイレ | 有り |
| 住所 | 沖縄県那覇市泊3丁目19-9 |
おすすめポイント
琉球八社の格式高い神社

天久宮は、琉球王国時代に王府から特別に選ばれた「琉球八社」の一つに数えられる、非常に格式高い神社です。
古来より国家の安泰や航海の安全を祈願する聖域として、王府から厚い保護を受けてきました。
戦火による焼失という苦難の歴史を乗り越え、現在は地元の方々のみならず、熱心な参拝者が全国から訪れる場所となっています。
地下三層の聖域

天久宮を象徴する特徴は、傾斜地を利用した「地下三層」とも言える独特な構造にあります。
上層には拝殿・本殿が鎮座し、その階下には社務所や居住空間、そしてさらに降りた最下層には、自然の洞窟(ガマ)をそのまま活かした神秘的な拝所が広がっています。
弁天負泰彦大神、泊龍宮神

天久宮には、日本の伝統的な神々とともに、沖縄の自然崇拝に深く根差した神々が祀られています。
特に注目すべきは、洞窟内に鎮座する「弁天負泰彦大神」や、水の神・海の神としての信仰を集める「泊龍宮神」です。
境内の御嶽

泊ユイヤギウタキです。

三日月ウカーです。
ご利益がある

天久宮は、その多彩な神々が祀られていることから、多岐にわたるご利益を授かれることで知られています。
- 航海安全・交通安全: 泊港に近い立地から、船旅や車の安全を祈る声が絶えません。
- 商売繁盛・金運上昇: 弁財天や龍神の力により、商売の発展を願う参拝客も多く訪れます。
- 無病息災・健康祈願: 洞窟という大地の母体のような場所で祈ることで、心身の癒やしを得られると言われています。
都会の真ん中にありながら、現世の悩みから解き放たれるような不思議な「力」を持つ神社。それが天久宮の大きな魅力です。
天久宮のYouTubeショート動画
天久宮のショート動画です。ぜひご覧ください!
アクセス情報・駐車場
| アクセス | 那覇空港から車で約15分 |
| 住所 | 沖縄県那覇市泊3丁目19-9 |
| 駐車場 | あり |
| トイレ | あり |
天久宮は駐車場が完備されており、駐車可能です。
その時は周辺にいくつかコインパーキングがあるので、そちらに駐車することをおすすめします。
天久宮の歴史

天久宮は、室町時代の成化年間(1465~1487年)に創建されたと伝わる歴史ある神社です。琉球王国時代には、王府から特別に選ばれた「琉球八社」の一つとして、国家規模で大切にされてきました。
その始まりは、ある不思議な伝説にあります。銘苅村の住人が、洞窟から放たれる**「黄金の光」**の中に、気品ある老夫婦が消えていくのを目撃しました。これを神の降臨と信じ、その洞窟(ガマ)を聖域として祀ったのが起源とされています。
沖縄戦で社殿は一度焼失してしまいましたが、1972年の本土復帰と同じ年に現在の姿へと再建されました。急斜面に立つユニークな建築様式は、戦後の復興の歩みと、太古から続く洞窟信仰を大切に守り抜こうとする、沖縄の人々の強い想いを象徴しています。
まとめ

那覇の市街地に静かに佇む「天久宮」は、今もなお沖縄の深い信仰心が息づく特別な場所です。
琉球八社としての格式を持ちながら、地下の洞窟(ガマ)に神様を祀るその姿は、自然を神として敬う沖縄本来の精神文化を象徴しています。
最上階の拝殿で空を仰ぎ、最下層の洞窟で大地のエネルギーに触れる——。この「三層構造」の参拝体験は、訪れる人の心を整え、明日への活力を与えてくれることでしょう。



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