ひめゆりの塔 | 所要時間や駐車場、歴史を解説

本ページはプロモーションが含まれています

沖縄の城・文化史跡・遺跡

沖縄は美しい自然と豊かな文化で知られる地ですが、その歴史の中には、平和の大切さを伝える重要な場所があります。

その一つが、「ひめゆりの塔」です。

この塔は、沖縄戦で亡くなったひめゆり学徒隊の生徒たちと教師を悼むために建立されました。

この記事では、ひめゆりの塔の所要時間や駐車場情報、そしてその歴史を詳しく解説します。

Advertisement

ひめゆりの塔の評価

  • 人気・知名度・・・・4.5
  • 歴史的価値・・・・・5.0
  • 見学施設の充実度・・5.0

※評価はOkinawa Bookmark管理者が沖縄の遺跡などと比較しての主観です

ひめゆりの塔の基本情報

営業時間9:00 – 17:00
定休日年中無休
ひめゆりの塔:入場料無料
ひめゆり平和祈念資料館
(入場料・個人)
・大人:450円
・高校生:250円
・小・中学生:150円
ひめゆり平和祈念資料館
(入場料・団体20名以上)
・大人:450円
・高校生:250円
・小・中学生:150円
所要時間
(ひめゆりの塔のみ)
約20分
所要時間
(ひめゆり平和祈念資料館込み)
約60分
駐車場あり(有料・無料)
トイレあり
住所沖縄県糸満市伊原671-1

ひめゆりの塔の見学は無料、ひめゆり平和祈念資料館は有料で見学可能です。

ひめゆりの塔を知ろう

ひめゆりの塔とは

ひめゆりの塔は、1945年の沖縄戦で亡くなった沖縄師範学校女子部・沖縄県立第一高等女学校の生徒と教師を慰霊するために建立された慰霊碑です。

1946年4月5日に最初の塔が建てられ、現在の塔は1957年6月に新しく造られました。

この塔には、ひめゆり学徒隊と在校生・教師など227人が刻銘されており、戦争の悲惨さと平和の尊さを後世に伝える象徴となっています。

ひめゆり学徒隊とは

ひめゆり学徒隊は、沖縄戦中に看護要員として動員された「沖縄師範学校女子部」と「沖縄県立第一高等女学校」の生徒たちのことを指します。

名前の由来は、上記2校の愛称が「ひめゆり」であったことから「ひめゆり学徒隊」と呼ばれるようになりました。

彼女たちは、1945年の沖縄戦中に看護要員として動員され、過酷な戦況の中で多くの負傷兵の看護にあたりました。

しかし、戦況が悪化する中で多くの学徒が命を落とし、その悲劇は「ひめゆりの塔」として今に伝えられています。

ひめゆり平和祈念資料館

ひめゆりの塔に隣接するひめゆり平和祈念資料館は、1989年に開館した施設です。

戦争の実相と平和の尊さを後世に伝えることを目的に、ひめゆり学徒隊の生存者たちが中心となって設立されました。

ひめゆり平和祈念資料館では、ひめゆり学徒隊の生々しい体験談や遺品、戦時中の写真などが展示されています。

学徒隊員の手記に触れながら、彼女たちがどのような過酷な体験をしたのかを知ることができます。

当時の生活を感じながら、戦争がいかに恐ろしいものであったかを実感できるでしょう。

また、60代~70代になったひめゆり学徒隊による証言ビデオの上映もあり、生の声に耳を傾けることができます。

ひめゆり学徒散華の跡

ひめゆり学徒散華の跡は、逃げ場を失ったひめゆり学徒の方々が自決をした場所です。

詳細については、以下参照元の資料をご確認ください。

※参照元:ひめゆり学徒散華の跡

所要時間

「ひめゆりの塔」とその周辺を回るだけであれば、所要時間は約20分です。

「ひめゆり平和祈念資料館」に行くのであれば、所要時間は約60分です。

ひめゆりの塔の歴史情報

ひめゆりの塔は、1945年の沖縄戦で命を落とした沖縄師範学校女子部・沖縄県立第一高等女学校の生徒や教師を悼み、平和への願いを込めて建てられました。

最初の慰霊碑は1946年に建立され、その後、1957年に現在のひめゆりの塔へと新しく建て替えられました。

この塔は、戦争の悲惨さと平和の大切さを後世に伝えるための象徴として、多くの人々に訪れる重要な場所となっています。

ひめゆりの塔の近くには、ひめゆり学徒隊の生徒たちが使用した鍾乳洞や避難地の跡があり、訪問者はここで彼女たちの体験した苦難の実態を学ぶことができます。

また、ひめゆり平和祈念資料館では、ひめゆり学徒隊の遺品や手記、生存者の証言映像などを通じて、彼女たちの戦争体験を深く知ることが可能です。

この地は、沖縄戦の激戦地としての歴史を持ち、多くの命が失われた場所です。

ひめゆりの塔とその周辺施設は、戦争の悲惨さを忘れずに平和を願う心を持ち続けるための場所として、訪れる人々に大きなメッセージを投げかけています。

ひめゆりの塔を訪れることで、訪問者は沖縄戦の歴史を学び、戦争の犠牲となった人々を悼むとともに、平和への深い思いを新たにすることができるでしょう。

沖縄を訪れた際には、ぜひ「ひめゆりの塔」を訪問し、その歴史と意味を心に刻んでください。

アクセス情報・駐車場

アクセス那覇空港から車で約25分
住所沖縄県糸満市伊原671-1
駐車場無料
(周辺のお土産屋さんなどに駐車可能)
トイレ有り

ひめゆりの塔に専用駐車場はありませんが、近くのレストランに無料駐車場があり駐車可能です。

また、無料駐車場もいつくかあるため、ひめゆりの塔の近くに行くと「ひめゆりの塔ご参拝、無料駐車場」などの看板があり、駐車可能な場所はすぐにわかります。

【駐車場①】

【駐車場②】

周辺情報

喜屋武岬(きゃんみさき)

喜屋武岬(きゃんみさき)は、沖縄本島の南部、糸満市にある岬で「沖縄本島最南端の岬」として有名な岬です。

高さ約30mの断崖が特徴で、喜屋武岬から見る荒崎海岸は絶景でキレイな景色が広がっています。

また、喜屋武岬を含む南部地域は沖縄戦跡国定公園に指定されており、喜屋武岬の先端には、慰霊碑「平和の塔」が建立されています。

※参考資料:糸満市役所

平和祈念公園(沖縄県営平和祈念公園)

平和祈念公園は、沖縄戦終焉の地となった沖縄本島南部の糸満市摩文仁(まぶに)にあります。

平和祈念公園内には、平和の礎・平和祈念堂・平和祈念資料などあり、国内外の観光客をはじめ、慰霊団、修学旅行生等が多く訪れる聖地であり、観光の要所ともなっております。

※参考元:沖縄県営平和祈念公園公式HP

まとめ

ひめゆりの塔とその周辺施設は、沖縄戦の悲劇を伝え、平和の重要性を訴えるために訪れるべき場所です。

以下のポイントをおさえて、ひめゆりの塔を訪問しましょう。

  • ひめゆりの塔:沖縄戦で亡くなったひめゆり学徒隊の生徒たちと教師を悼むための慰霊碑です。
  • ひめゆり学徒隊:看護師として戦場の病院に動員し、多くの命落としました。
  • 沖縄戦:太平洋戦争末期に沖縄で行われた地上戦で、ひめゆり学徒隊はこの戦いの最中に活動しました。
  • ひめゆり平和祈念資料館:ひめゆり学徒隊の遺品や手記、生存者の証言を通じて、戦争の実相が紹介されています。

ひめゆりの塔を訪れることで、戦争の悲劇と平和の尊さを再認識する機会となります。

この場所は、沖縄の歴史だけでなく、世界の平和について考えるための重要なスポットです。

ぜひ、ひめゆりの塔を訪問し、そのメッセージを受け取ってください。

・本記事の参照資料
※参照元:ひめゆりの塔ひめゆり平和祈念資料館
※参照元:糸満市公式HP

Advertisement

コメント