島添大里グスクは沖縄本島の南部、南城市にある城跡です。
沖縄の静かなる歴史を語る島添大里グスク。
ここは14世紀に島添大里按司によって築かれた、沖縄の歴史を感じることができる貴重な史跡です。
今回は、島添大里グスクの見どころや、観光にかかる所要時間をご紹介します。
※読み方は「島添大里グスク(しましーおおざとぐすく)」と読みます。
島添大里グスクの評価
※評価はOkinawa Bookmark管理者が沖縄の他の城・城跡と比較しての主観です
島添大里グスクの基本情報
営業時間 | 特になし |
定休日 | 特になし |
入場料 | 無料 |
所要時間 | 約60分 |
駐車場 | 有り(無料) |
トイレ | なし |
住所 | 沖縄県南城市大里大里574 |
島添大里グスクは2012年に国指定史跡に選ばれており、沖縄の歴史にとって重要な場所です。
島添大里グスクの見どころ
島添大里按司の墓
14世紀に築かれたこの歴史的なグスクには、島添大里按司の墓があります。
按司は当時の島尻地域を支配していた武将で、その墓は歴史の重みを感じさせます。
島添大里グスクの正殿跡
グスクの中心に位置する正殿跡は、かつての栄華を偲ばせる場所です。
発掘調査で明らかになった礎石の配置は、見る者に当時の建築の素晴らしさを伝えます。
カニマン御嶽
島添大里グスクの西の端に位置するカニマン御嶽は、神聖な場所とされています。
直径約2m、高さ1mの円筒状に積み上げられた石灰岩と、上部の屋根石が神秘的な雰囲気を醸し出しています。
チチンガー
チチンガーは、グスク外に設けられた共同井戸です。
43段の石段が特徴で、その昔、地域の人々の生活に欠かせない水源でした。
南城市の史跡にも指定されている
島添大里グスクは、南城市により指定された史跡でもあります。
その歴史的価値は高く、文化財としての保護がなされています。
所要時間
島添大里グスクは約30分ほどで、回ることができます。
そこまで広くはありませんし、城跡が残っていない箇所をあります。
島添大里グスクの歴史
島添大里グスクは、14世紀頃に島添大里按司によって築かれました。
この強力な武将は、当時の島尻地域を支配していたことで知られています。
15世紀初頭、尚巴志による三山統一の過程でグスクは攻略されました。
落城後、尚巴志の統治下で離宮として使用され、その後首里城へ本拠が移転しました。
戦時中、城内は陣地として使用され、城壁は建築資材として再利用されました。
米軍の攻撃により大きな被害を受け、戦後の復興資材としても使われ、多くの遺跡が失われました。
しかし、1961年に米軍の資材供与を受けて、展望台やコンクリート道が整備されました。
その後の発掘調査により、多くの遺構が明らかになりました。
2012年1月、国の指定史跡となり、その歴史的価値が再認識されました。
アクセス情報・駐車場
アクセス | 那覇空港から車で約40分 |
住所 | 沖縄県南城市大里大里574 |
駐車場 | 有り(無料) |
トイレ | なし |
島添大里グスクに専用駐車場はありませんが、島添大里グスクの前に駐車ができるスペースがあります。
駐車場について、以下GoogleMapをご確認ください。
まとめ
島添大里グスクは、その古代の城壁と荘厳な歴史を通して、沖縄の歴史を感じることができます。
この美しいグスクを訪れることで、訪問者は沖縄の豊かな文化遺産と歴史を直接体験してみてはいかがでしょうか。
島添大里按司の墓、正殿跡、カニマン御嶽、チチンガーといった見どころもたくさんありますので、ぜひ足を運んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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